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鳴鶯の蟇股
飛騨の匠作。「匠さん彫りつけしゃんした あの鶯は昔ホケキョと鳴いたげな」
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昔、ある男が初夏の太陽の照る中を歩いていて、途中、久津八幡宮の前で一休みした。
いざ、眠ろうとすると、鳥のさえずりがうるさく声のする方へ石を投げてみた。
小鳥の声は止んだが「ウグイス」の声だけは止まらない。
近づいてみると、本殿の軒下に木彫りのウグイスがあった。
そして、そのウグイスめがけて石を投げると、
ぱったり声が止んだという。
こうして、その彫り物のことを「鳴きウグイス」と呼ぶようになった。
これは飛騨の匠の手により作られたもので、今でも大切に保存されている。
また、三遊亭円窓師匠が、この話を落語仕立てにして「久津のウグイス」として公演している。 |
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